ステレオ感を広げ音を豊かにするプラグイン

自分が作った曲を聴いて何か地味、もの足りない、そう感じたのなら、もしかするとその曲にステレオ感が足りてないのかもしれません。

 

ステレオとは

音にはステレオ、モノラルがあります、モノラルとはスピーカーの左右から同じ音が鳴っている状態で真ん中から音が聴こえます。ステレオは左右から違う音が鳴っていて広がりのある音が聴こえます。

まずは以下から確認してみて下さい。

モノラル

ステレオ

モノラルは中心で音が鳴っていてステレオは左右で鳴っているのがおわかりいただけたでしょうか(※ヘッドホン、イヤホンで聴くとよりわかるかもしれません)

では早速プラグインを紹介していきます

Ozone Imager(iZotope)

iZotopeの技術を投入した無料のステレオイメージングプラグインです 、凄く簡単で自然な感じにステレオ感を作りだせます。これが無料なのは太っ腹です。

 

Ozone 9 Imager(iZotope)

Ozone Imager の有料版です。
Ozone Imagerとの違いはマルチバンドになっていて帯域別にそれぞれステレオ感を調節できるので高音だけ広げたり低音だけ狭める事が可能です。

Ozone 9の各グレードでOzone 9 Imager の出来る事が違うのでそれぞれ紹介していきます。

Ozone 9 elements
マルチバンドのImagerが付いていません、使用できません

Ozone 9 Standard
単体でのOzone 9 Imagerは使用できません、Ozone 9を起動してOzone 9内で使用できますがOzone 9を起動している分CPUの使用率が高く各トラックの使用は難しくなります

Ozone 9 Advanced
単体でOzone 9 Imagerのみが使用できるのでCPUの使用率が比較的低く各トラックに使用しやすいです。

 

PS22 Split(Waves)

モノラルの音をステレオの音にできます、個々のトラックにも、曲全体のステレオミックスにも使用できるように作られたプラグインです。
デフォルトの設定は結構ステレオ感が強いのでパラメーターを調整して使用する事をお勧めします、設定次第で自然な音になります。


Doubler(Waves)

音を複数にして、EQ、パンニング、ピッチ、発音のタイミングをずらす事で音に厚みや左右の広がりを作ります、ダブリング効果を簡単に作りだすプラグインです、真ん中の音をミュートして左右の音だけにするとかなりステレオになります。

 

 MicroShift(SoundToys)

ピッチシフターの技術で様々な音素材をワイドにします。DetuneとDelayで左右の広がりを出します真ん中のSTYLEで広がり方のタイプを選べます。SoundToysは素晴らしいプラグインが多くMicroShiftもその中の一つです。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか、他にも様々なプラグインがあるので探してみて下さい。でもステレオ感を出さない方がいい場合も多々あるのでステレオ感の出し過ぎにはくれぐれもご注意ください。